野菜の無人販売は儲からない?勝利の方程式はこれだ!

副業
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どうも、ネギボウズです!

よく田舎の道路を車で走っていると、「野菜100円」などと書かれた手作りと思われる簡素な小屋が建っているのを見たことがあると思います。

あれが無人販売所です。

ここで「無人販売って儲かるの?」「そもそも買う人がいるのかな?」と思う人がいると思うので、農家の僕がお答えします!

勝利の方程式=立地×野菜×値段

結論から言うと、めっちゃ儲かっているところとまるで儲かっていないところがあります。

実も蓋もない話ですが、売れるところはバンバン売れるしダメなところは全然売れません。

では、売れている無人販売とはどういうところか?

それは、立地が良くて、野菜の品質が良くて、値段が安いところです。

これらの条件が重なっている無人販売は儲かります。

まさに勝利の方程式です。

順番にみていきましょうね。

立地がいい

そもそも人が全く住んでいないようなド田舎や、まともに道路も整備されていないところでは相当なレア野菜がないとお客さんは来てくれません。

ここでいう立地とはいわゆるアクセスの良さです。

交通量の多い国道沿いの畑だったり、ショッピングモール近くの人目に付く畑、車はあまり通らないけどよく人が散歩してる畑などです。

僕の勤務先の地域でも無人販売所は何か所かありますが、3日くらい同じブロッコリーが置きっぱなしで全然売れてないんだろうなってところもあれば、なぜか人が数人並んでいるほどには売れているところもあって面白いです。

野菜がいい

野菜がいいってどういうことかというと、

・単純に新鮮(その日の朝に収穫したなど)
・スーパーや直売所では買えないサイズや品種のもの
・そこの販売所で買う野菜が特別美味しいこと(糖度が高いなど)

こういうことです。

無人販売ではないのですが、近くにみかんの販売所があって三ケ日みかんという静岡で生産されているものを売っています。

このみかんはその地域のスーパーでは取り扱っていなく、かつ市販のみかんより糖度が高くておいしいんですよね。

しかも産地直送なので新鮮です。

この例も上記3点に当てはまっており、毎日飛ぶように売れていてすぐに品切れ状態になってしまうほどです。

無人販売を開始したいと思ったときはこの3点に着目すると上手くいくかもしれません!

値段

当たり前ですが、1つ200円もするキャベツを買おうとは思いませんよね?

いいものを安く買いたいというのが人間の普通の欲求です。

値段設定に困ったら、その時々のスーパーマーケットの野菜の価格を参考にしましょう。

例えばスーパーでキャベツが1玉100円で販売されていたとしましょう。

そうしたら無人販売所では80円に設定してスーパーマーケットよりも新鮮なものを安く買えることをアピールするのです。

基本的に無人販売所というのは自分の畑や敷地内に建てるのが一般的なので、スーパーに出荷した場合の中間マージンなどは取られませんので80円でも十分な利益です。

逆にその地域のスーパーで取り扱っていなく、かつ一定の需要がありそうな作物を育てることができれば売れるかもしれません。

例えばその地域では野菜の生産が盛んだが、あえてビニールハウスでマンゴーやパインなど南国系の果物を育てて売ってみたりしたら面白いですね!

近くに競合がいなければ値段もわざわざ安くする必要もないのである意味ブルーオーシャンと言えるでしょう。

ここからは無人販売で儲ける具体的な方法についてしょうかいしていきます。

とにかく目立つようにすることが大事!

無人販売ってそれだけで地味な存在です(ごめんなさい)

お店もそうですが、どんなにいい商品を陳列していても外観が質素では誰も来てくれません。

だからこそ、人目に止まるような工夫が必要になるのです。

オリジナルののぼり旗を立ててみたり、夜になるとライトアップするしかけを組んでみたり、マスコットキャラクターを置いてみたり、奇抜なデザインにしてみたりと色々な工夫ができるはずです。

無人販売は高齢の農家さんがやっていることが多いので、意外と簡単に差別化できてしまうチャンスだと思います。

SNSを使って宣伝しよう。

農家の人って高齢の方が多いのであまりパソコンやスマホに詳しくないです。

ましてやSNSともなればちんぷんかんぷんな状態。

だからこそツイッターやインスタグラムを使ってSNSで宣伝する価値があります。

普段人目に止まりづらい無人販売所の魅力を伝えたり、農作業の風景などをストーリー的に伝えることで共感を得やすくなります。

上手くメディアに取り上げられればウハウハになれるかもしれません(笑)

おまけやセールをしてみる

スーパーではできない売り方をしてみるのも一手です。

例えばキャベツ・ネギ・ブロッコリーを1つずつセットにして購入してくれたら割引券をつけるとか、セールと銘打って土日だけは20%オフにして特別感を出すなど。

友人販売の例ですが、うちの近所では毎週土日に数件の農家が集まって直売所を開いています。

土日だからか割と人が沢山訪れていますね。

このように売るものだけではなく売り方も工夫することで利益が狙えるでしょう。

まとめ

無人販売は儲かるのか?ということについて書きました。

・国道沿いやアクセスのしやすい場所にあること
・売っている野菜自体に魅力があること
・値段が商品に見合っていること
・デザインを工夫して外観を目立つようにすること
・Twitterやインスタグラムで情報発信すること
・おまけをつけたりセールをするなど促進販売をすること

上記の点を意識すれば、無人販売でも儲けることができます。

特にアクセス、人の多さは大事で東京で無人販売をやると一瞬で完売するほどだとか。

ネット販売や直売所と上手く組み合わせて新しい販売の1手段となるといいですね!

ネギボウズはお野菜の買取も行っております!

実は僕、お野菜の買取も行っております。

僕自身この業界に7年間働いてきた中で多くの販売ネットワークを構築して参りましたが、販売先の確保という大きな課題を肌でひしひしと感じております。

特に「農業を始めたいけど、いい売り先が見つからない」「生産はできそうだけどうれるかどうか不安で行動できない」という方が沢山いらっしゃいます。

野菜を生産するのは経験を積んでコストと手間をかけさえすれば、数年もやれば立派なお野菜を作ることができるのですが、農家として生活するためには生産した野菜を定期的に販売してお金を稼がなければなりません。(副業の場合も同じ)

今はSNSやネット販売、フリマアプリなど様々な販売方法がありますが、全くの未経験から始めるとなると設定やお客との折衝に時間や労力がかかる上、幾多の競合相手と差別化してアピールしなければならないなど難しい面が多いのが現状です。

僕は今でも(2022年現在)埼玉県の農業法人に勤務している傍ら、副業で自分の畑でも野菜を生産しなんとか販売してお小遣い程度ですが稼いでいます。

その主な販売先は地元の青果市場や農協はもとより、仕事で得たコネクションもあります。

特に仕事で得たコネクションは大きく、野菜相場が安定しないときでも安定した収入になるためかなりありがたい存在と言えます。

僕のように少しでも野菜を販売したい!という方がいらっしゃいましたらお力になれるかどうかは分かりませんが一度ご連絡を頂ければと思います。(埼玉県で活動しておりますので埼玉県周辺ですとサポートしやすいと思います。)

特に長ネギの買取は強化しております。

また農業経験者として相応のアドバイスは可能と思いますので、ご相談もどうぞご遠慮なく!

 

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