どうも、ネギボウズです。
新規就農したいけど、
トラクターや農機やビニールハウスとか揃えるのにあまりお金を使いたくない…
という方も多いのではないでしょうか?
そこで、
後継者がいない農家の後継ぎを選択肢として考える方もいると思います。
農家の後継ぎ募集について私見を交えて書いてみたいと思います!
第三者後継事業とは
地域の農業者に後継者がいない場合、
農家からすると後継してもらいたいけどどうにもならないという状況になります。
実際に後継者がおらず、
困っている農家さんは全国的にも結構います。
そこで国や地方自治体が推進しているのがこの第三者後継事業です。
これは簡単に言うと農業を継ぐ意思のある第三者に
一定の条件を満たした場合に農家経営を譲渡するという制度です。
参考:農業を始める.jp
上記のサイトを見てもらえればわかるかと思いますが、
このように経営を意欲のある第三者に譲渡したいと考えている農家さんは少なくないです。
数字で見る経営面
農業の継承事業に限らず、
事業継承に関して一般的に言えることですが数字をよく見る必要があります。
数字とは具体的に言えば、
・売り上げ
・負債
・年間純利益
・労働力
などの部分です。
ただ、
事業継承のマッチングサイトには年間の売り上げや栽培面積、
譲渡条件は書かれていても負債や純利益といった本当に知りたい情報が
書かれていないことが多いです。
事業を継承するということはそれだけで大変なことなのは覚悟するとしても
売り上げが2千万とか4千万でもその数字に惑わされてはいけません!
一番大事なのは利益率なので、
仮に売り上げが500万円しかなくても売り上げが2千万円のところより
利益があるというとこは十分あり得ることなのです。
実際にメールや電話、直接会って話を詳しく聞くこと
これだ!と思う農業経営をしている農家さんが見つかって
是非後継してみたいと思ったら実際にコンタクトをとってみましょう。
どこかしらのサイトを見ているでしょうから、
まずはそこからメールなどでコンタクトをとってみてはいかがでしょうか?
サイトの文面だけでは読み取れない情報というのは沢山あって、
実際にコンタクトを取って話したり体験したりすることで正確な判断ができます。
場合によっては
「いいと思ったけど、話を聞いてみたら思っていたのと違った」
ということもあるでしょう。
向こうもその道のプロですから、
こちらに継承させて大丈夫かどうか?という視点でみてくるはずなので
「自分が継承するんだ!」というしっかりとした覚悟を持って
コンタクトしてください。
実際に話をしていく中で、
売り上げや負債の面で言葉を濁されるようなところはやめておいた方が賢明です。
そういったところは残念ですが、
後継者側によっぽどの経営手腕がないと大変な思いをするだけになりますので…
また、
ほとんどの場合譲渡期間が設けられていて一定の期間そこで働いて
継承するかどうか判断できるようになっているはずですので
合わないと思ったら無理に継承するべきではありません。
やはり、
継承したら後は自分が経営者として経営していかなければならないので
熱意がないようだと続けるのはとても無理という話になってしまうからです。
マッチングサイトに載っていなくても継承を見つける方法
ネットで探せば全国的な継承事業の情報が出てきますが、
地元で探したいと思ったときにでも探す方法はあります。
近所の農家さんに直接聞き込みを行って、
跡継ぎを探している農家さんはいないか聞いて回るのです。
実は、
畑の空き情報などもそうですが
行政も把握していない情報というのは農業において随分とあります。
行政には相談していないけども後継者がおらず、
自分の代で廃業せざるを得ないのではないかと考えている農家さんも
実際にはたくさんいるのです。
かくいう僕も新規就農したくて近所の農家さんをあたっていたときは
後継したいという農家さんが沢山いました(笑)
役場に行って聞いてみても出てこなかった情報ですが、
実際に足を運んでみると割と簡単に情報が手に入って驚きました。
場合によってはマッチングサイトよりも好条件なところなども
あると思いますので意欲のある方はこの方法はお勧めしたいです。
農業法人を後継するという方法もアリ
これはまさに今僕が置かれている状況なのですが、
興味のある農業法人に会社員として雇用されて後継者候補になるという方法です。
実際には入社した当時は後継者になるという約束はなかったのですが、
現在の社長の後継者がおらず従業員が後継者になるパターンです。
僕自身、
後継者になるというのはそれなりに大変なことなので考えるところではありますが
農業法人でも後継者不足というところがあるのです。
後継者にならなくても、
経営幹部として経営に携われたら殆ど後継者みたいなものです(笑)
実際に自分で1から営農するのと違って、
ある程度基盤のできているところで経営ができるので月々の収入も保証され
なかなかいい方法なのではないかと思います。
ただ実際に後継者・経営幹部を目指しているということは
面接時に伝えておく必要があります。
企業側の意図と違う場合は双方にとって時間の無駄になってしまうので、
よく確認しておくようにしましょう!
まとめ
農家の第三者後継についての記事でした。
農家の後継者不足は全国的な問題になっていますが、
意欲のある後継者に上手くバトンタッチできればお互いにwinwinな関係に
なることができる素晴らしい制度だと思います。
意欲のある方はぜひ後継事業を検討してみてはいかがでしょうか?
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